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speakeasy!

第四十九夜 2020年振り返り

COVIT-19によりお亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみ申し上げます。

また、罹患された方々およびそのご家族、関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

あわせて治療・対応にご尽力いただいています医療従事者とその関係者の方々が早々に平穏な日常を取り戻していただけるよう、切に願っております。


早いもので、もうすぐ2020年も終わりを告げようとしています。

この時期はいつも「今年はあっという間だったね」「早かったね」と申し合わせたような言葉があちらこちらから聞こえてくるのですが、本来であれば「あっという間の1年」は有難いことでして、それだけ慌ただしく日常が流れているからなのですが今年はガラッと様相が変わってしまいました。

非日常の中での不安を伴う生活と対応に追われながらの、未経験であるが故の慌ただしさであったのではないかと思います。


今年を振る返るにあたって、どうしてもコロナ禍での話題が多く頭を過ぎります。

それでも印象深かった事柄を少し・・


今年も変わらず海外大手メーカーのクラブが市場を席捲した1年だったのではないでしょうか。

短いスパンでの新作発表ではあるものの、色々とまさに手を変え品を変えて消費者の購買意欲を刺激しており、その戦略こそが大手メーカーである強みなのでしょう。

しかしながら今年に入ってからは少し変化も見られたような気がします。

日本のクラブメーカー品への作業件数が間違いなく増えてきており、同時に国内のパーツメーカー、地クラブへの回帰の兆しも見受けられますし、是非とも頑張っていただきたいところです。

このコロナ禍で各クラブ・パーツメーカーは予定していたスケジュールを乱され、ウッドに関してはその製造の殆どが海外である現在、現地に赴けないジレンマと闘いながらの1年だったのではないでしょうか。

そんな中でも斬新な魅力的な商品も発表され、市場を賑わせてくれています。


シャフトについては主流になっています可変式スリーブや高慣性モーメントヘッドへの対応を余儀なく?され、こちらは先端剛性を高めています的な商品が目立ちます。

先調子で先端硬め?なんてのもあります。

スイングメソッドの流行も相まって、暫くはこの傾向が続くのかもしれません。

しかしながら、いつの時代もシャフトが長くなったり短くなったり、重くなったり軽くなったり、硬くなったり軟らかくなったりと面白いように流行りは作られていくものですから、どうぞ惑わされずにクラブ選びを楽しんでいただければと思います。


国内外ツアーに於いては今後、様々な影響を与えるであろう試合が9月に行われた全米オープンではないでしょうか。

本当に何年かぶりに一睡もせずフルラウンドを観戦しましたが、皆さんはいかがだったでしょう?

「悪童」「マッドサイエンティスト」など輝かしい?異名を持つB・デシャンボー選手の優勝は色々な意味で歴史に刻まれたことでしょう。

賛否両論あるようですが、彼が成しえた結果は自身の努力の賜物であることに異を唱えるかたはいないのでしょう。

また彼のスタッツを見るとパッティングを含むショートゲームの上手さにも目を引かれます。

ドカーンと飛ばして小技で凌ぐ、そんな感じなのでしょうか。

いかにもハードなクラブでアマチュアには到底真似のできない飛距離や技を披露してくれるのがプロであるならば、彼は間違いなくプロフェッショナルだと思います。

しかしながら超人達が集うPGAツアーは本当に魅力的ですね。


米国は空前のゴルフバブルだと聞きました。

各国共通のようで、密を避けた娯楽を求めているのでしょう。

世界規模でのパンデミックの中、まずは内需・自国ファーストですから海外メーカーのパーツ供給は例年通りとは行かないのかもしれません。

致し方ないことですが、日本に於けるパーツの使用分布に変化が現れることも予想されますね。


来年のツアー日程も発表されましたが、観客の有無はあるものの予定通り開催されることを願っております。

アマチュア競技ゴルファーにとっては残念な1年でしたが、開催にあたっての対応や手順などある程度の要領は認知されてきたのかなと思います。

拡大・収束の状況次第ですが来年は少しでも多くの試合が開催されることを同じく願っております。



では、今年最後の納品のお披露目をもって本年を終えたいと思います。









<MIURA GIKEN CB-301 × FUJIKURA MCI BLACK 100S × GOLFPRIDE MCC PLUS 4>









<EPON 450 LIMITED × TRPX AFTER BURNER BLACK FLARE × LIFATH 1.8 M60X>


毎年末には何故かMCI BLACKでの作業を承ります。

季節柄、では無いのでしょうが店主にとっては "UMA" と並ぶ不思議な現象です。


今年も沢山の方々にご来場とお叱りをいただき、本当にありがとうございました。

皆様のおかげでまだまだ成長出来ている店だと自負しております。

新しい生活様式を強いられる日々は続くのでしょうが、どうぞ皆様にはそれらを受け入れ、そして前向きに新しい年をお迎えいただければと願っております。

来年も何卒宜しくお願い申し上げます。


2020年12月31日

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