top of page
Small%20pub%20in%20Madrid%2C%20Spain%2C%

speakeasy!

第五十八夜 2024年振り返り

当店は12月29日をもって2024年度の最終営業日を無事に迎えることが出来ました。

本年も沢山のご愛顧を賜り、誠にありがとうございました。

更なる飛躍を目指し、わざわざ足を運んだ甲斐があった!と思っていただける仕事に邁進していきたいと切に願っております。

来年も何卒宜しくお願い申し上げます。


最終営業日は毎年、ボチボチと片づけをしながらお客様をお待ちしております。

大掃除とは別に中々骨の折れる作業がこちら・・



溜まりに溜まったシャフト達の廃棄(リサイクル)準備です。

グリップを捥いで下巻テープを剥がし、ソケットを取り除く、廃棄対象が出たタイミングで都度準備していれば良いのですがこれが中々・・性格なんでしょうね。

グリップ交換時に出る廃棄対象グリップはさすがに年に数回に分けて業者さんにお願いしております。

大変なのは下巻テープの剥がしでして、古くて固着しているものや溶剤が発揮せずに留まっていたもの、そして一番の難敵はT社の悪名高いテープだったりします。

通常のグリップ交換時にこちらのテープと遭遇しますと「あちゃー」てな感じです。

作業時間は通常の倍以上は確実にかかってしまいます。

何とかなりませんかね?

同業の方であれば、「うんうん」なお話でした。


さて、こちらの作業ですが勿論勉強になる部分も多々あります。

気付きの部分では各メーカーの使用する下巻テープやソケットの材質、他にはグリップや下巻テープの材質による溶剤の発揮具合、シャフトメーカによるメッキの耐久性云々などどのような作業にも気づきはあり、常に勉強させていただいています。


ゴムグリップ使用時の発揮具合は下巻テープや溶剤を問わずほぼ問題ないのに対し、エラストマー系の場合は大きく左右されてしまいます。

唯一イオミックの多数のモデルは不具合が少なく、その他はテープと溶剤に工夫がないと使用中に動いてしまうでしょう。

勿論、プレイヤーの使用状況にも左右されますがグリップを捥いだ時に残った下巻テープがべっとりと湿っていることも多く、やはり工夫が必要となってきます。


スチールシャフトのメッキの耐久性などは、廃棄シャフトの山をざっと見てみるとやはり日本シャフトは比較的まだまだ綺麗な物が多く、流石だなーと思ったりもしています。

T社は・・ですが近年は特に・・・な感じです。

このような気づきはやはりオーダー専門・組み立てのみでは得られない箇所であり、ゴルフ工房としての基本を教えていただいた師匠のおかげであり、様々な作業のご依頼とそれらに携わらせていただいている事実はゴルフ屋の親父冥利に尽きるのだとしみじみと実感しております。


あまり振り返りな内容ではなかったのですが、このようなお話もたまには良いのではないかと思いましたがいかがでしょうか?


さて年内最後に納めさせていただいたクラブ達の紹介です。





Waoww Bang × Vanquish × Lifath IMS





RomaRo Ray SX Pro(ブルーIP加工別注) × 950 GH Neo × Lifath IMS





PROTO-C C07 PC & C05 TP × ATTAS EZ & IRON × TOUR VELVET 360 MID



いかがでしたでしょうか?

また長々とご覧いただきましてありがとうございました。

さて、当店は年明け5日よりの営業となりますのでお会いできるのを楽しみにしております。

皆様とご家族とって素晴らしい2025年になりますよう心よりお祈り申し上げます。

どうぞ良い年をお迎えくださいませ。



2024年12月31日

Commentaires


bottom of page