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第九夜 チューンアップ⑧

以下、組み直し後のアングル測定結果(調整前・調整後)です。

ご覧のとおり、シャフトをスクエアに刺し直した結果、ロフトがほぼ綺麗にフローしていきました。

出来の良いヘッドも組み方次第で・・の典型的な例でしょう。

ロフト角に関して、アイアンはウッドとは異なり、当然ですがフェース面に縦方向のロールがなく平滑な面になっているため(なかには平滑面が確保できていないヘッドもあり、測定・調整を困難な作業にさせられてしまう場合があります)全番手において不変の基準点での計測・調整できれば、当店との測定器と読み取り方の相違を考慮しても、せめて番手間のピッチはそれなりに揃ってくるはずです。 この状態にしてみると、メーカー側がどれだけ真摯に物づくりを考えているかが分かるような気がします。 ただし、ライ角は駄目です。 これも前段でご説明したとおりです。

さて、今回のような結果の場合、ロフトは#9のみを動かしてやれば事足りる訳です。 アイアンの用途が番手ごとの飛距離差を確保するためのものであるならば、公表値に揃えなければいけない理由はないはずです。 例外として、「ホームコースのヤーデージに合った距離が欲しい」、「バウンスを出したい・引っ込めたい」、などの事由によっては全体的な調整も良いでしょう。 アングルを大きく動かせば“顔つき”が変わってしまいますし、(逆手にとって動かすのであればOKですが)不必要な作業工賃を請求することもないわけですから、「お任せ」であれば一番手のみの調整で終了です。

ライ角も考え方は同じですが、方向性に大きな影響を与える部分ですので、まずは作業を施す“ヘッドなりの”角度にピッチを整え、納品後の実使用の結果にて再調整を行います。 今回は#5とPW以外はすべて調整対象となります。 調整前の状態で「全体的につかまらない・つかまりすぎる」などの傾向が見られた方であっても、シャフトの向き・ロフト・ライ角・重心角・レングス・バランス・総重量・グリップの太さなど、これだけの項目が変わってしまったクラブに生まれ変わるわけですし、しかも一貫性のない状態で組まれたクラブでの結果ですから、勿論、参考にはさせていただきますが、まずは“ゼロ地点”が必要であり、そこからのアジャストが合理的であり順序としては最適であると考えます。

今回はお客様の「メーカー公表値を体験したい!」とのご希望により、ロフト調整も全番手に施しました。

公表値から0.5度立った状態での綺麗なピッチ・・「飛距離性能」を押し出したかったのでしょうか??

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