少し前のお話ですが、コロナ禍もあって暫く見送っていましたモダートウェッジフィッティングイベントを約2年振りに開催させていただきました。
圧倒的にリピートの多いウェッジですので、コロナ禍においては現状で問題のないリピーターの方々には現物を送付の上、同形状・スペックで削っていただく形をとっていましたが、新規の方やスイング改造・不調などで久しぶりにモダート代表の須田氏のフィッティングを希望される声も多く見受けられましたので約2年振りに開催の運びとなりました。
当イベントは相当数行っているのですが、毎回新しい気付きがありウェッジを愛して止まない店主にとっては失礼ながらお客様以上に至福の時間を過ごしているのかもしれません。
ウェッジにはその他のクラブとの比較で、大きな違い・役割・使命があります。
しっかり振って尚且つ”飛ばない・飛ばさない”ための工夫が施されているのではないでしょうか。
これは単純に”ポッコン”や高い球を打てばいいのでは?というお話ではなく、状況によっては高低の内訳が必要な場合に於いても同じで、もちろん技術も伴ってこそですがウェッジにしか出来ないショットなのは間違いないと思います。
「だからPGAでは60度がポピュラーなのか!」はまた違ったお話で、60度のウェッジで軽く100y超を打っていけるもしくは引き締まり過ぎたグリーン面へのアタックが必要な住人の世界だからこそのお話ですね。
イベント中に須田氏から殆どの方が指摘されている部分で、飛ばさないから振らない・振れない方が多くて本来のウェッジとしての役割が半分も満たされていないように感じます。
その辺りを踏まえて個々に合致した準備を施すのがフィッティングであり、主にソールの当たり方が重要になってくるのですね。
勿論、刃の出方や全体像なども大事ですし更には重心の長さ・深さ・高さなども敏感に影響してきますので、この辺りはまたご相談ください。
どうぞウェッジを愛して止まないものの、どうにも振り向いてくれないと感じておられる方は練習場でまずは上記を踏まえて励んでみてください。
新しい世界が広がるのかもしれません。
さて、今回は豊田カントリー倶楽部所属の鈴木滉世(スズキ コウセイ)プロが来場されました。
鈴木氏は今年度の新人プロで、且つ「ジャンボ尾崎ゴルフアカデミーセレクション」の第1期生という経歴の持ち主です。
27日より開催の日本プロゴルフ選手権に予選会突破を経ての出場が決定しました。
今回のフィッティングの結果、SDウェッジを使用することになりましたので(予選会はすでに使用)、須田氏渾身の一振りと持ち前の飛距離で大暴れして欲しいところです。
当HPをご覧の皆様にはどうぞ応援を宜しくお願いいたします。
相変わらずの長文・駄文にお付き合いいただきまして有難うございました。
暑さ厳しき折柄、夏ゴルフを楽しみつつくれぐれもご自愛下さいませ。
令和5年7月12日
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