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第二十五夜 Is a fitting?

Fitting = 適当で、適切で、(…が)適当で、(…に)ぴったりの、ふさわしい Web辞書では上記のように説明されています。 ゴルフ業界にも随分と浸透して今では当たり前のように使われている(行われている) フィッティングとはどんなもので、果たして本来の意味に見合った事が行われているのでしょうか?

先日、新たに取引が始まりました、Modart㈱主催の第1回ウェッジフィッティングを行いました。 ウェッジで名を馳せている某メーカーでプロの細かい(わがままとも言いますが・・)オーダーのもと、腕を振るって来られた代表の須田氏が自ら出向き、各人に見合ったウェッジヘッドを一つ一つ丁寧に削って作っていきます。 勿論、作業は自社ファクトリーで行いますから、その場ですぐ、と言う訳ではありません。

ご来場いただきました皆さん、非常に熱心にレクチャーをお聞きになっておられました。おや?確かフィッティングでは?と店主もその不思議な光景に戸惑いながら、ともすれば今回のイベントは失敗だったのでは!(須田代表、申し訳ございません)と半ば半信半疑で傍観しておりました。

そして時間が進むにつれ結局は「うん、なるほど・・」と納得のイベントであった事を確信させていただきました。 恐らくは作り手側からの願いと希望、ウェッジの存在理由、スピンのメカニズム、バウンスの役割と有効活用、作り手だから分かる事を使用される方にも分かって欲しい、その為のレクチャーであり、頭の片隅にあるだけでも意識が変わって来ると思います。 その後に一人ひとり、リズムも感覚もミスの傾向も様々ですから打ち合わせの元、実際のオーダーシートを作成していきます。 とにかくどんなことでも質問・相談されると良いでしょう、ほぼ全ての答えを持っておられると思います。

同じベースヘッドから作られる様々な形状のヘッド達

今回が初めての開催だったこともあり、面白すぎて店主の手と作業が止まってしまったのは誤算でした。 丁寧に作られたヘッドを良品の具材で丁寧に組み上げる、モチベーションの上がる作業になりそうですね。

さて当イベントは基本的に毎月、一回のみの開催となります。 日時は未定で須田代表の予定次第です。 更には当イベントでのフィッティング可能人数は5名までとなります。 代表曰く、1日中喋って、打って、その後の2日間は誰とも喋りたくないそうです。

ヘッド価格はノーメッキ(ベース)で税別36,000円、納期は1ヶ月~最長2カ月、一人で削っておられますから気長に待てる方のみご予約・お問い合わせをお願い致します。

餅は餅屋という言葉がありますが、ゴルフ業界に於いてフィッターという資格制度・職業があるのかは曖昧ですが(一部メーカーの公認制度はあるようです)、当店はゴルフ工房で店主は勿論フィッターではありません。 それでも一昔前とは違い、これだけ多種多様な商材が乱立している時代ですから「貴方の好きな物を選んで下さい、それで組み付けますよ」とは行かないのだと思います。 工房に於いて最も大切な作業は「修理と調整」であることは間違いが無く、これ無くしては工房とは名ばかりであると言うことをこれからも大事にしていきたいと考えています。

細分化されたシャフトや、良く飛ぶヘッド、様々な素材のグリップが沢山あるのですから、工房もしっかりと商材の勉強をして、ご来場者へ最適な商材でのクラブを、限りなく間違いのないポジションまで絞って提供しなければならない時代です。 そうして具材が揃えばそれでフィッティングは終わりではなく、工房作業に於けるフィッティングはここからがスタートです。 前段の作業はあくまでも下ごしらえで、同じ素材でも様々な味に仕上げることが重要です。組み上げ後も工房のフィッティングは続くことをお忘れなく。

当店内で可能なフィッティングは、前述のModart SDウェッジ、そしてパターのみとなります。

ウェッジのフィッティングは室内で行う理由があり(限定的ですが)、パターは一定条件下で行うことが効率的だと考えます。 その他のクラブは店主の考えにより室内ではなく屋外でのみ、その意味があるのだと確信しています。 あくまで店主の考えですから誤解なきよう願います。 色々な考えと手法があって良いだろうし、結果が出ればそれが最善なのです。

フィッターやクラフトマンにもティーチングプロのように、餅は餅屋的な資格制度があっても良いと考えますがどうなのでしょう。 どうしても利権が絡んできますから、悩ましい問題ではあるのですが・・

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