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第二夜 チューンアップ①

最終更新: 5月12日

先日、お客様よりチューンアップの作業依頼がありましたので、折角の機会ですから作業内容を数回に分けて紹介させていただきます。

さわやかな笑顔と共にご来場いただき、持ち込まれたクラブセットにはアイアンに至るまで全てにヘッドカバーが施されていました。 丁寧に扱われているであろうこのクラブ達は本当に幸せですね。 俄然、やる気がみなぎってきます。 まずは「計測」、の順序ですのでクラブをお預かりさせていただき、ご都合のよい来週の同じ曜日に再度ご来場いただくこととなりました。 尚、計測に関しましては本数と込み具合により、お預かり日の翌日または翌々日までのお時間をいただいております。

最初の計測ではヘッド・シャフト・グリップの各パーツは勿論、一体となっていますので測定項目は以下の通りです。


① シャフト軸線基準によるロフト・ライ角、FP値、ソールアングル

写真の測定器は「ゴルフギャレーヂ製 アングル測定器」です。


シャフトにはご存じの通り、テーパーが付いており、殆どのスチールシャフトにはステップがあります。 各シャフトメーカーによりその度合いやパターンは様々であり、一般に普及している多くの測定器(アングル調整器を兼ねたもの)ではシャフト端面(側面)へ部材を当てがい、計測することを余儀なくされます。 同じヘッドでもシャフトの種類や部材を当てがう力加減や場所によって数値は若干~大きく変わってしまうでしょう。 スコアラインを目視で水平に保つ必要があることなども含めて正確な測定は困難な状態です。

シャフトが変わっても、ヘッド固有の数値は変わるはずもなく、その固有数値を測定するにはシャフト軸線基準の測定器でのみ可能となります。 ヘッド・シャフトを違うタイプのものに変更される場合、以前お使いのクラブのデータを基に考察されるのが望ましい訳ですから、やはりこのタイプの測定器は外せません。

② 重心アングル

「ゴルフギャレーヂ製 重心アングル測定器」

③ 振動数

「フジクラ製 エアーチャック式振動数計」


日本においては振動数計測をバットエンドから7インチまでをチャッキングして行いますが、このチャッキングの圧力により表示される振動数値は変わってしまいます。 常に一定の圧力をもってチャッキングし計測しなければ、アイアンセットとしての数値の正確なフローを計測することはできません。 現在、上記器機が最も計測に適していると考えます。

④ バランス

「三光精衡所 14インチ計 スイングバランサー」


基本的に「ヘタリ」という概念が少なく、0.1ポイント単位の正確な計測には欠かせません

⑤      長さ(1/8インチ単位)

⑥      総重量(0.1g単位)

上記、正確には9項目をかなりの高精度で計測します。

これらの計測が基本となり、後の作業への土台となります。

次回へ続きます..

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