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第三十一夜

2019/12/16 3:59 に element golf が投稿   [ 2019/12/16 4:43 に更新しました ]



第一夜        2012/03/27

第二夜                 03/30

第三夜                 04/02

第四夜                 04/16

第五夜                 04/19

第六夜                 05/05

第七夜                 05/27

第八夜                 06/16

第九夜                 06/20

第十夜                 08/17

第十一夜             10/29

第十二夜             12/17

第十三夜     2013/02/27

第十四夜              08/15

第十五夜              12/31

第十六夜     2014/03/11

第十七夜              09/21

第十八夜     2015/03/11

第十九夜              06/15

第二十夜     2016/01/07

第二十一夜          03/11

第二十二夜          05/08

第二十三夜          12/29

第二十四夜 2017/03/16

第二十五夜          05/25

第二十六夜          08/07

第二十七夜          08/13

第二十八夜          12/01

第二十九夜          12/30

第三十夜     2018/03/13

第三十一夜          05/01

第三十二夜          09/29

第三十三夜          10/04

第三十四夜          11/16

第三十五夜          12/30

第三十六夜 2019/05/28


 

はかる、と言うこと

測る、計る、図る、量る、諮る。
すべて同じ読みですが、それぞれ少しずつ意味合いと用途が違います。
当店ではおそらくこのすべての「はかる」を毎日どこかの作業で行っています。
ちなみに「謀る」は使いませんし、売っていません。

当店には様々な、はかる為の機器・機材があります。

  

  

   

  

    

  

  


これは分かりますか?




様々な「はかる」機器はありますが、やはり肝になるのはこれです。




毎度の意見で恐縮なのですがゴルフクラブが複数本を駆使する道具である以上、また飛距離に最も直結するパートを考える上で一番大切なのはロフトなのです。

当店でウッドをご検討いただく際には原則、いまお使いのクラブのスペックを測定させていただくところからスタートします。
特にドライバーのロフトは中々の曲者でして、御自身が長年信じていたロフトとは大きくかけ離れていた事実が判明したりします。
ヘッドに表示されている数字ではなく、実際のリアルなロフトを確認してのちにパーツの選定に移らなければなりません。
勿論、組み合わせるシャフトやヘッド固有の特性などでダイナミックなロフトは変わってきますが、そこは充分に予測可能な部分だと考えています。
大事なのは現状のロフトとシャフトでの弾道を把握して、新調するクラブへの作業に活かさなければならないということです。

くれぐれも、「今は10.5度だからそれでいいよ!」とは仰らないでください。
そのクラブが実際は12度で且つ丁度良い高さで飛んでいたのであれば、当店基準のリアルな10.5度ではどんな打ち方をしても更にはどのようなシャフトを入れても間違いなく今まで以上の飛距離は望めないでしょう。
随分と長尺にして尚且つ上手にコンタクト出来るなら例外もありますが。

最近はナショナルメーカー、パーツメーカー問わず、「物凄く飛ぶ! 物凄く球が上がる!」ウッドがわんさかと発売されています。
でも不思議な事に特にFWに関しては、ユーザーの意見は見事なまでに両極端です。
理由は簡単で、と言いますか様々なのですが例えば昔からツアーで人気の良く飛ぶヘッドは大概がロフトが立っているものが多いのです。
H/Sが早く、コンタクトが上手で3W15度というロフトで余裕を持って高さと飛距離を出せる方々には魔法のクラブになってしまいます。
それを手にしたアベレージの方々の結果は語るまでもないでしょう。

最近の飛ばしのキーワードであるロースピン、これは相乗効果をもたらす打ち出し角とのコラボが必要不可欠です。
ツアー使用率が高く人気の3W/5Wをシュリンクが被った新品のまま持参され、リシャフト作業を依頼される事が多々あります。
一番最初の作業の際、少し前にプロが使用している同じものを計測したことがあり、ロフトはほぼ表示通りでしたから安心していたのですが、持参されたヘッドのロフトは17度と19度でした。
その後の同じ作業に於いても同じ傾向でしたので、意図的なものなのでしょう。
ネックを曲げれる造りなので、プロは調整して使っているようです。
所謂、ロースピンの浅重心ですからアベレージの方々にはこのロフトで楽に球を上げて飛距離を稼げるクラブなのかもしれません。
逆に表示通りのロフトであれば球がお辞儀をしてしまうことになるはずです。
良くマーケットを調査しているクラブ造りだと思います。(嫌味ではなく・・)
でもある程度の以上のH/Sの方々にとってはいくらロースピンだと言っても前に行かない弾道になってしまうでしょう。

例えばすべての良く飛ぶヘッドのロフトを揃えて、同じシャフトでテストをした場合、その評価はまた違う事になるのではと考えます。
ある人は飛ぶ、またある人は飛ばない、上がる、上がらない、万人にとって飛ぶヘッドは無いのでしょうし、使用される方の技量とヘッドの特性を睨んだロフト選びは凄く大事な事だと思うのです。

ナショナルメーカーも重い腰を上げて、よりいっそう一般ゴルファーが恩恵を授かれるクラブ造りを始めたような気がします。
パーツメーカーも負けじと創意工夫を凝らして、両者の競争がより良いクラブを生み出す事に期待せざるを得ません。
しっかりと特性を見極めて、最適なロフトのクラブを提供するのは我々ゴルフ屋にとって大切なことですし、そこに存在意義があると信じたいものです。


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