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第十二夜

2019/12/16 3:27 に element golf が投稿   [ 2019/12/31 8:50 に更新しました ]



第一夜        2012/03/27

第二夜                 03/30

第三夜                 04/02

第四夜                 04/16

第五夜                 04/19

第六夜                 05/05

第七夜                 05/27

第八夜                 06/16

第九夜                 06/20

第十夜                 08/17

第十一夜             10/29

第十二夜             12/17

第十三夜     2013/02/27

第十四夜              08/15

第十五夜              12/31

第十六夜     2014/03/11

第十七夜              09/21

第十八夜     2015/03/11

第十九夜              06/15

第二十夜     2016/01/07

第二十一夜          03/11

第二十二夜          05/08

第二十三夜          12/29

第二十四夜 2017/03/16

第二十五夜          05/25

第二十六夜          08/07

第二十七夜          08/13

第二十八夜          12/01

第二十九夜          12/30

第三十夜     2018/03/13

第三十一夜          05/01

第三十二夜          09/29

第三十三夜          10/04

第三十四夜          11/16

第三十五夜          12/30

第三十六夜 2019/05/28

第三十七夜 2019/12/31


チューンアップ総括

ご質問の多い、調整後のクラブの大きな特徴として・・
・番手毎に必要な正確な飛距離が得られる
・出玉の方向が揃う
・特定の番手だけが重く(軽く)感じる、硬く(柔らかく)感じる、といった違和感が払拭される
などですが、何より充分に重量が足りているヘッドの効果は大きいと思います。
シャフト先端やホーゼル内での加重ではなく、です。

当店にて調整(フルチューンアップに限る)、別注製作をさせて頂いたクラブ達は納品後の使用結果により1回もしくは2回のみアングル調整を無償で行います。
その時々の調子などにより複数回のアングル調整を望まれる方もいらっしゃいますが、全くの無意味であり、1回もしくは2回で充分です。
そして1年後の点検(アングル測定・調整、鉛テープによるバランス再調整)も無償で行います。
永く使っていただきたい、という単純な理由です。
この作業をもって本当の作業完了となります。

ある程度の上級者やゴルフ歴の長い方々には上記特徴を実感していだけるだろうし、初心者・過渡期の方々には迷いなしで練習に励んで頂ける指針になるものだと思います。
ただでさえ迷いや不安の多い競技なのですから、最低でもハード面の不安要素は取り除いてしまわないと技量の上達は無いのでは?
ただし、シャフト自体が自身の体力・技量に見合ったものでない場合は当然ながらこの限りではありません。
そして、そう少なくない割合で「硬すぎる」シャフトを使用されている方が非常に多い気がしてなりません。

使用しているクラブがスイングを形成してしまいます。
時間と費用を費やしてレッスンを受けておられる方も、自身に見合っていない又は歪んだクラブでは教わっている事の全てを吸収するのは困難であり、必要以上の時間を費やしてしまうでしょう。
何となく教わった身体の動きを、何となくクラブに合わせて行っている方が非常に多いような気がします。

上級者であればあるほど当然、ボールを正確に打撃する能力には長けています。
バラバラのロフト・ライ角や曲がったシャフト、果ては自身に全く合っていないシャフトのクラブであっても距離を合わせ、方向を合わせ、スイングを変えて順応してスコアを作ってしまうでしょう。
それでも競技や試合などの場面では極力、無心で振りたいのです。
そしてその行為は信頼できるクラブを使っている、という安心感が為せる業だと思います。

バッグの中の14本を駆使して行う競技ですから、14本が違和感なく使える道具でなければならないはずです。
使用頻度の高い、プレイヤーと一番多くの時間を共にするアイアンから調整していく、のは順番として正しいでしょう。
ドライバーとアイアンではスイングを変えますか?
そして5番アイアンと8番アイアンではスイングを変えますか?
もしくは変えないと上手く当たりませんか?

長期間に渡り、チューンアップ作業内容をご案内させていただきました。
実際には書ききれなかった、または明記しなかった作業内容や手順も沢山あるのですが、本タイトルのみで2年くらい掛かってしまいそうですので、今回のアップを総括とさせていただき、終焉を迎えたいと思います。
(お客様にもしつこい!と怒られましたので・・)

長々とご案内させていただいたのには理由があり、チューンアップや別注製作、修理・調整など当店にて行われる全ての作業は当然ですが同じ手順・内容に準じて行われる、ということをご理解いただく為です。
とかく、隠れてしまう部位の多いのがゴルフクラブであり、消費者の視覚に認識される部分はほんの一部に過ぎません。
グリップを捲ると?、シャフトを抜くと?、酷いものでは良く見ると?思わず失笑してしまう物から何とも言えない喪失感が生じることまで、日々何らかの事例があり、話題には事欠かないのが現状です。

特別ではなく、至極当たり前のことなのですが、消費者を裏切らない仕事を提供することを念頭に作業依頼をお受けしています。
失敗もあります。情けないような初歩的なミスもあります。
それを隠蔽してしまえる懐がゴルフクラブにはあります。
しかしながらバラせば全てが明るみになります。
要望に応じた結果を出す、最適だと思われる商材を提供する、これらも重要なファクターなのですが、これらは店主のセンスや経験値によるところが大きい。
丁寧な仕事の前にはそれらも優先順位を下げざるを得ないでしょう。

オープンしてまだ1年足らずの若輩ですが、有難いことに連日何らかの作業に追われております。
買い替えを検討されておられる方々に一言、そのクラブ達はもっと良くなるのではないでしょうか?もしくは、本当はもっと良いものではないでしょうか?
「気に入っているんだけど・・」「頑張っているのだけれどちっとも・・」手放される前に是非一度考えてみられてはいかがでしょうか?